株式会社ジェイエムシー JMC Co.,Ltd.

原材料紹介

  • 霊芝胞子破壁粉
  • 冬虫夏草菌糸体粉
  • 田七人参粉
  • 熟成ニンニク粉末
  • 鎮江香醋エキス末
  • ナノ天然アミノ酸
  • サジーエキス末

その他原材料一覧

冬虫夏草エキス末・冬虫夏草ガリック粉末・鎮江香醋もろみ粉末・蜜蜂花粉・アガリクスエキス末・サジーエキス末・
秋ウコン粉末・霊芝菌エキス末・板藍根顆粒・レスベラトロール(葡萄皮抽出)・プロポリスエキス(超臨界抽出)・
ビルベリーエキス末・田七人参・田七人参粉

冬虫夏草菌糸体粉

       

冬虫夏草(トウチュウカソウ)について

「冬虫夏草」は、古来中国では不老長寿・強精強壮に役立つ高級食材として、珍重されています。
冬は虫として、夏は草としての姿から「冬虫夏草」と名付けられました。

[別 名]
虫草(チュウソウ)・冬虫草(トウチュウソウ)・夏草冬虫(カソウトウチュウ)

[源 基]
ノムシタケ属、バッカクキン科の植物
冬虫夏草菌 (Cordyceps sinensis Berk Sacc) の子実体と、その寄主である鱗翅類コウモリ蛾科の昆虫コウモリ蛾
(Hepialus armoricanus Oberthur) の幼虫との複合体。

[形態・特徴]
冬には、冬虫夏草菌糸が土中のコウモリ蛾の幼虫の体内に侵入し養分を吸収する。虫体は菌糸充満によって死に至る。
夏には、幼虫虫体の頭部から子実体が伸びてきて土面に露出する。子実体は単生であり、形状は細長い棍棒型。長さは4~11 cm。
結実部(子実体頭部)は、ややふくらんだ円柱形をなしている。柄部は長さ3~8 cm。表面は深褐色で、断面は白色である。
柄の付け根の部分は土中にあり、幼虫の頭部とつながっている。虫体は深黄色で、形状は細長い円柱状。長さ3~5 cm。20~30個の環節があり、腹面に8組の足をもち、第三齢のカイコに相似する。微かに特有の匂いがあり、味は薄い。

[生息地分布]
中国の青海(セイカイ)省、チベット、四川省の3500~5500メートルの高原地帯に生息する。
貴州、甘粛(カンシュク)雲南(ウンナン)には稀に産出するぐらい。
生息地環境は自然で空気が清浄、湿度が高く、気温が低く、人跡も少なく、高原に野生し、中国特産の珍しく貴重な生薬である。

[採取・加工]
夏至の前後、子実体が雪表面に露出し胞子がまだ飛散しないうちに、山に入り採取する。時期が遅いと、雪が溶け雑草が茂って
見つけにくくなるうえ、土中の虫体は枯れ萎んでいるので薬用に適さない。
採取後、虫体及び子実体を掘り出し、湿気が残っている状態で泥と虫体の皮膜を除き、火であぶって乾かすか天日で干す。または、黄酒を吹きかけて柔らかくし、真っすぐに伸ばしてから7~8本ずつ赤糸で束ね、それを更に200g 程度ずつに束ね
(いわゆる把虫草)、炭火であぶり乾かす。

[成 分]
コルジセピン、コルジセプ酸、デオキシマンニトール、ウラシル、ウラジン、エルゴステリン、アミノプリン、アルカロイド、
アデニンリボキシのほか、水分を10.84%、脂肪8.4%、粗タンパクを25.32%、粗繊維18.53%、炭水化物28.9%、灰分4.1%などを
含む。

冬虫夏草は簡単にいうと、特殊な菌がいろいろな昆虫に寄生してできた結合体です。冬は虫の状態で過ごし、夏になると植物のような姿になることから、このような名前がつけられました。

冬虫夏草と呼ばれる種類は世界に約400種もあり、日本で著名なものにはクモタケ、セミタケ、カメムシタケ、トゲアリタケなどが
あります。中国産の冬虫夏草は、古来より滋養強壮の高貴薬として有名です。

中国産の冬虫夏草は60種類あると言っても、全て薬効があるとは限りません。
いまのところ、薬効を認められているのは、バッカク菌科の冬虫夏草菌[Cordyceps sinensis(Berk.)Sacc.]がコウモリ蛾幼虫
(Hepialus armoricanuss oberthur)に寄生して生育するキノコの子実体と虫体の結合体に限られているほんの1~2例と
言われています。

[冬虫夏草の主な偽品]
● 亜香棒虫草 (Cordyceps hawkesij Gray)
虫体の形状はカイコに相似しており黒褐色で、体表には横皺を生ずる。
子実体結実部は楕円形。茶褐色で湾曲している。
安徽・江蘇・湖南・湖北・河南・貴州など各省で、冬虫夏草として売られていることがある。

● 涼山虫草(Cordyceps liangshanensis Zang, Liu et Hu)
虫体は大きく褐色或いは暗褐色。子実体の多くは単一で、柄は非常に細く曲折している。
長さ20~30cm,径1.5~2.5cm。
結実部は楕円形或いは棍棒状。主に四川省雷波に産する。

● 香棒虫草(Cordyceps barnesii Thwaites)
主に山西省垣曲に産する。

● 蛹草(北虫草) (Cordyceps militaris L ex Fr Link)
寄主は夜蛾科の幼虫で(蛹)になってから菌糸の充満により死に至る。
虫体は楕円形の蛹の形を呈している。子実体は蛹の虫体頭部から伸び出てくる。
長さ5cm程度。肉質出棍棒状。先端部はややまるく橙黄色或いは朱橙色。柄は細長く円柱形。
元来の主産地は吉林省土門嶺。現在は、河北・安徽・広西・雲南各省で出回っている。

● 地蚕 (Stachy geobonbycs)
地下塊茎は紡錐型を呈しており、両先端部は尖っている。長さ1.5~4cm、径3~7mm。
皺があり、ねじまがっている。
体表は、黄白色~褐黄色で4~15ほどの環節があり、節上には僅かに状芽痕及び根痕が見て取れる。燐片葉は褐色。
質は脆く折れやすい。断面は、平坦であり白色。気無で、味は僅かに甘い。
水に浸すと膨張し、結節状を呈しているのがはっきり分かる。
広西地区では、地蚕の地下塊茎を虫草及び土中草と偽って売られている。

●その他の偽物
広東省には、小麦粉・トウモロコシ粉・石膏を使用して、鋳型加工した偽冬虫夏草がある。
形状は冬虫夏草と相似している。表面は黄白色で環節は、はっきりしており、断面は一様に整っている。
気弱で、長時間噛んでいると粘り気が出てくる。ヨード液につけると、たちまち藍色に変色する。

人工培養冬虫夏草菌糸体の成功

冬虫夏草は成長環境が非常に特殊であることから、自然寄生率が低く、採取できる量はとても少ない。
中国医療、健康産業界は「健康ブーム」と相まって市場の需要が激増するため、浙江省政府、浙江省科学委員会は
“冬虫夏草菌株深層発酵と薬用研究”を課題に医薬研究グループを設立した。
本課題は1983年9月から新たにスタートし、1985年4月に人工培養冬虫夏草の技術を確立させた。

冬虫夏草菌糸体の人工培養

1. 寄主の飼育
虫草コウモリ蛾の飼料を供給するため、自然及び人工法によりムカゴトラノオ を栽培する。更に、ニカメイガ幼虫の人工飼育法を
参照に無菌条件のもと、培養基に虫草コウモリ蛾を飼育する。

2. 寄生菌の人工培養
胞子分離法及び組織分離法による菌種を使用する。培養基は、コメ・大豆粉以外に虫草コウモリ蛾及び冬虫夏草成分を詳細に
分析した上、最適な培養基を配合する。

3. 人工ワクチン
成虫飼育と菌の培養過程の完了後、虫草菌が虫草コウモリ蛾幼虫に人工的に寄生できる最適期を把握するためワクチン実験を
行う。これにより、寄生率を著しく高めることができる。寄生された虫体の子実体を生長させるため、子実体の最適条件
(高山・雪線地帯の温・湿度変化と光照度)を研究しなければならない。

4. 深層培養
発酵液から冬虫夏草の有効成分(コルディセプチン酸・コルディセピン・多糖類・エルゴステロール・SOD酵素・アデノシン・
マンニトール・アミノ酸)を得ることを目的とする。

冬虫夏草菌糸体の安全性

急性毒性試験:
マウス経口LD50値、胃に注入組57.90±1.94g/㎏、腹腔に注入組17.84±1.47g/㎏。80g/㎏を投与後、死亡しなかった。
微核、Ames、催奇形、急性毒性試験は共に陰性であった。


亜急性毒性試験:
試供品を臨床用量の100、40と20倍の3水準、30日間マウスに投餌した。いずれの投与群においても主要臓器などに異常はなかった。

変異原性試験結果:
試供品2.500㎎/㎏、1.000㎎/㎏、500㎎/㎏の3水準、5日間強制経口投与した。マウス睾丸染色体奇形試験は陰性。試菌2株につき、
復帰変異コロニー数の増加はなかった。


臨床応用200例:
毒性副作用はなかった。

冬虫夏草菌糸体粉(菌末)について

[由 来]
天然冬虫夏草は貴重な滋養強壮の薬材です。手に入るのは大変困難なため価格も高く、国内外市場の需要に到底及びません。
多くの臨床研究によると、人工培養された冬虫夏草菌糸体と天然冬虫夏草は同じような化学成分、薬物作用と臨床治療効果を
持ち、毒性は天然のものより少ないことがわかりました。

そこで弊社は、人工培養された冬虫夏草菌糸体粉を取り入れました。

培養冬虫夏草菌糸体

[源 基]
青海玉樹産新鮮冬虫夏草菌 [Cordyceps sinensis(Berk.)Sacc.]より分離培養したバッカク菌科コウモリ蛾
(Paecilomyces hepiali chen&Dai)Cs-4菌株を液体深層培養し、菌糸体と培養液を乾燥させ、粉末にしたのが冬虫夏草菌糸体粉。

人工培養された冬虫夏草菌糸体と天然の冬虫夏草の成分及び生理活性は相似している。しかも、人工培養のほうが成分の安定性が
優れている。


[検 査]
培養した冬虫夏草菌糸体抽出液をペーパークロマトポーラログラフィーによって7個Rf値が天然の冬虫夏草と相似している。
吸光光度法の測定によると最大吸収点は二者共に258㎜波である。

[成 分]
主要成分は、コルジセピン、コルジセプ酸(マンニトール)、冬虫夏草多糖類、エルゴステロール、SOD酵素、アデノシン、
ウラシル、ウリジン、アミノ酸18種類、亜鉛など十数種類の微量元素。
人工培養された冬虫夏草菌糸体と天然の冬虫夏草を比べると、二者の成分は基本的に一致している。
但し、人工培養の物は、天然の物にないアデノシン(3.55mg/g)を含んでいた。
その他、豊富なアミノ酸と微量元素の含有量の比率も非常に近い。

[臨 床]
臨床応用において、人工培養された冬虫夏草菌糸体と天然の冬虫夏草の生理活性は相似している。
以下は、人工培養された冬虫夏草菌糸体の認可である。
浙江省科学委員会 国家級「星火計画 プロジェクトNo.87-537」
浙江省科学委員会 浙科一字(85)138号 認定
浙江省衛生庁   浙衛薬発(85)100号 認定
浙江省医薬総公司 浙薬総科(85)130号 認定

[生産量]
年産300トンの大規模な工業化によって、長期安定供給とコストダウンに成功した。
トータル品質管理に基づいて、1989年浙江省薬品検査所の検査に合格。
浙江省唯一指定された冬虫夏草菌糸体医薬品原料と健康食品原料になった。

[受 賞]
当製品は中国星火計画成果金賞を始め、全国20もの賞を受賞し、1994年の広島アジア競技大会にて中国選手団(馬軍団)の
栄養補助食品に指定された。

[製品登録]
米国のアメリカ食品医薬品局(FDA)にNO,1962294****として登録された。

(株)ジェイエムシーの冬虫夏草菌糸体(菌末)の強み

1990年から弊社と杭州ポーレン健康食品有限公司は、浙江省科学委員会、国家級「星火計画 プロジェクトNo.87-537」に参加し、
冬虫夏草菌糸体の「臨床応用・臨床薬用・臨床治療効果及び応用範囲・免疫薬理作用」などの臨床試験に協力してきました。
1994年2月から弊社が冬虫夏草菌糸体原料の輸入卸販売を開始。当製品が同年10月の広島アジア競技大会にて中国選手団(馬軍団)の栄養補助食品に指定されました。
2006年長崎大学大学院医歯薬学、総合研究科、薬学部の中島憲一郎教授とそのグループが冬虫夏草菌糸体粉について研究しました。
主要な栄養成分である核酸化合物アデノシンやアミノ酸などを分析するために、日本国内の30ヵ社から冬虫夏草菌糸体粉のサンプルを収集しました。分析した結果、成分成績が最良だったのは弊社、株式会社ジェイエムシーから提供した冬虫夏草菌糸体粉(菌末)サンプルでした。
同年9月13日の健康産業新聞に「優れた健康食品素材」の記事として、記載されました。また、米国のアメリカ食品医薬品局(FDA)にNO,1962294****として登録されました。

冬虫夏草菌糸体粉(菌末)の製造工程

天然産冬虫夏草と冬虫夏草菌糸体粉の成分%対照

分析項目天然冬虫夏草冬虫夏草菌糸体粉
虫草酸 (Cordycepic Acid)3.0810.51
虫草素 (Cordycepin)0.00060.0015
虫草多糖 (Polyaccharide)75.8
SOD酵素(SOD)149.4u/ml184.4u/ml
アデノシン (Adenosine)0.0010.25
エルゴステロール Ergosterol)0.010.65
アスパラギン酸2.022.55
アラニン1.472.39
フェニルアラニン0.711.79
チロシン0.660.92
ロイシン2.092.49
イソロイシン0.891.98
メチオニン0.120.28
バリン1.101.65
グリシン1.171.64
プロリン1.260.90
グルタミン酸3.813.97
セリン1.161.57
スレオニン1.031.50
トリプトファン0.320.38
シスチン0.210.49
アルギニン1.761.26
リジン1.231.09
ヒスチジン0.660.46
K3.501.70
Ca634ppm268ppm
Zn670ppm852ppm
Fe543ppm210ppm
Cr8.55ppm3.12ppm
Cu21.2ppm8.05ppm
Mn29.6ppm47.1ppm
Ni7.24ppm2.18ppm

冬虫夏草菌糸体粉の用量と用途

・健康食品として、粉状態1日の用量2g~8g。
・サプリメントとして、カプセルや錠剤に広く応用可能。
・その他。

冬虫夏草菌糸体製剤の臨床応用

本資料、臨床成績はあくまでも弊社の冬虫夏草菌糸体についての臨床結果であり、同じ冬虫夏草であっても品種が異なる場合は
参考になりませんのでご了承ください。

冬虫夏草菌糸体は、中国国家星火計画(プロジェクトNo.87-537)、によって開発した新原料です。その有用性については、
すでに中国衛生省・国家医薬管理局が(浙科一字(85)138号、浙衛薬発(85)100号、浙薬総科(85)130号)に認定されました。

臨床薬用作用について

・人工培養冬虫夏草菌糸体製剤の臨床応用
・冬虫夏草菌糸体の免疫薬理作用
・高脂血症に対する冬虫夏草菌糸体の臨床的検討
・慢性腎不全T細胞サブセットに対して冬虫夏草の影響
・活動性慢性肝炎に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察
・小児不整脈50例に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察
・B型ウイルス性肝炎83例に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察

臨床治療効果及び応用範囲について

・心血管疾患(省略)
・肝臓疾患(省略)
・腎臓疾患(省略)
・血液疾患(省略)
・呼吸系統疾患(省略)
・抗腫瘍薬物の補助として(省略)
・その他の疾病
肺結核、せき、痰の多いせき、空せき、貧血、血痰、喀血、吐血、胸痛、冷え症、腰痛、下肢無力症、座骨及び筋骨のしこり、
疼痛、陰萎、遺精、腎臓病、神経衰弱、神経胃痛、胃けいれん、嘔吐、吐き気、食欲不振、食欲減退、めまい、虚汗など(省略)

冬虫夏草菌糸体の免疫薬理作用

・免疫臓器に対する影響
・単核―マクロファージ機能に対する増加作用
・体液性免疫機能に対する増加作用
・細胞性免疫機能に対する調節作用
・K細胞(nature kilercell)活性の増加作用
・高脂血症に対する冬虫夏草菌糸体の臨床的検討(省略)
・慢性腎不全T細胞サブセットに対する冬虫夏草の影響(省略)
・活動性慢性肝炎に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察(省略)
・小児不整脈50例に対する冬虫夏草菌糸体の治療効果観察(省略)
・B型ウイルス性肝炎83例に対して冬虫夏草菌糸体の治療効果観察(省略)

冬虫夏草菌糸体の培養及び薬効の認定

臨床研究指導
中国科学院微生物研究所 研究グループ

リーダー
浙江省中医(漢方)研究所

サブ
浙江省医学研究院薬物研究所、浙江省中医院、浙江省医科大学、浙江省農業大学、浙江省薬品検査所、浙江省技術物理研究所、
杭州市中医(漢方)院、杭州海軍療養院、杭州第二中薬公司、杭州市第一人民医院、杭州市赤十字会医院、上海市中医(漢方)院、
上海市中心医院、上海市師範大学、上海医薬工業研究所、上海市第一人民医院、上海市第一医学院付属中山医院、北京市腫瘤研究所

以上の研究成果を1985年4月28日の技術認定会で認定されました。
その結果を研究グループが国家科学委員会、衛生省、国家医薬管理局に報告しました。
抄本を衛生省薬典会、衛生省薬品生物製品検定所、国家医薬管理局医薬科学技術情報研究所、中国薬材公司に送られました。

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